The Shape of Jazz Media to come.



絶対音感を持つマルチな新卒社会人,齋れいながお届けするジャズ日記 #齋れいな スイングしてもいいですか?Vol.50

いつき

Vol.50
グローバルサウス+αで聴くジャズ

こんにちは,齋れいなです。
2024年も残すところあと1ヶ月…今年も世界ではいろいろなことがありましたね。その中で最近ニュースでよく耳にするのが「グローバルサウス」という言葉です。欧米や日本以外のアジア,アフリカ,南米,アラブなどの国々をざっくりと指す言葉のようですが,これをジャズに当てはめたらどうなんだろう,とふと思いました。そこで今回はグローバルサウス+ジャズが盛んなイスラエルも入れてお勧めしたい作品を紹介していきたいと思います。

Intuition
★Apoorva Krishna<Tinky Winky>
(『Intuition』収録)

インドのヴァイオリニストです。ヴァイオリンを演奏するジャズはあまり聴いたことがなかったのですが,この曲は軽快なリズムがあって,躍動感があります。そこをいいなと思いましたね。ヴァイオリンの演奏も歌うように伸びやかですし,広い音域をたっぷり使って,一定ではない感じがとてもいいと思います。メインテーマがずっと頭に残りますし,ピアノの音色も美しいです。それぞれのメンバーが自分の方向を向いては知っている感じがジャズらしいなと思いました。
(注:Apoorva Krishna のLinkedinには,アルバム『Intuition』はインド古典音楽の影響に,ラテン・ジャズ,フラメンコ,クラシック音楽,ワルツ,ブルーグラス,ジャズ・フュージョンを配合したものであるとの説明がある。彼女はま,たザキール・フセインやジョン・マクラフリンとも共演している)

▼<齋れいなX(旧ツイッター)>
https://twitter.com/itsuki__reina