「Lennon Award」を受賞した又賀純一郎が受賞記念凱旋コンサートを行う
- 2026年02月23日
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※ハーフムーンホールでプレイする又賀純一郎
大手電気メイカーの研究員の職を辞し,2019年渡米,アーロン・コープランド音楽院に学んだピアニスト・作曲家の又賀純一郎(新潟県出身)が《John Lennon Songwriting Contest 2025》のジャズ部門年間最優秀賞「Lennon Award」を受賞,一時帰国し受賞記念凱旋コンサートを開いた。
斬新なハーモニーに加え上下降するベースラインに着想を得た受賞曲〈エッシャーの階段〉を始め,在米中に制作した2枚のアルバム『Sketches』(2021)と『Landscape』(2024) からのオリジナル曲はどれもひねりを効かせた工夫がうかがわれる。さらに,モンクの〈アイ・ミーン・ユー〉やヴォーカル曲の〈夢から醒めて〉などのスタンダードも又賀の手にかかると原曲の面影が薄れるほどすっかり現代風に衣替え。吉武健次 (b)と野澤宏信 (ds)も一筋縄ではいかない又賀のアレンジを見事に消化,初めての手合わせとは思えないアンサンブルを聴かせた。キャパ70のハーフムーンホールは文字通り半月形のホール,下北沢駅から徒歩10分弱,茶沢通りから住宅街への入り口にあり,2階吹き抜けはピアノには良いが,コンクリート打ち放しの壁が場所によってはベースやドラムの低音の吸音に一工夫欲しいと思われた。(文・写真:稲岡邦彌)