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挾間美帆プロデュース「NEO-SYMPHONIC JAZZ at 芸劇」 MARIA SCHNEIDER PLAYS MARIA SCHNEIDER 2024年はマリア・シュナイダーが主役に!

マリア・シュナイダー
対談時の挾間美帆とマリア・シュナイダー ©Nagamitsu Endo

ジャズ作曲家の挾間美帆がプロデュースする今年,第6回目を迎える「NEO-SYMPHONIC JAZZ at 芸劇」。ジャズとシンフォニー・オーケストラのコラボレーションとなる今回は,挾間のメンターでありアイドルでもある作曲家/バンドリーダー マリア・シュナイダーが登場。シュナイダーのジャズとクラシック作品をバンドとオーケストラが同じ舞台に立ち,マリア本人の指揮で演奏するのは,シュナイダーにとっても初めての試みであり,挾間にとっても特別な意味を持つ。ニューヨークのマリアの自宅で,2人にコンサートへの意気込みを語ってもらった。

インタビュー・取材/文:村井康司

ジャズ作曲家の挾間美帆がプロデュースして,ジャズとシンフォニー・オーケストラのコラボレーションを聴かせるコンサート「NEO-SYMPHONIC JAZZ at 芸劇」。6回目となる2024年は,挾間にとってのメンターであり最大のアイドルでもある作曲家,マリア・シュナイダーが登場する。ニューヨークのマリアの自宅で,二人にコンサートへの意気込みを語ってもらった。


挾間美帆 マリアさんは私にとって神様のような存在なんです。私の人生のヒーローと言ってもいいかもしれません。ずっと彼女の音楽のファンで,ストーカーのように(笑)、できる限りマリアさんの演奏を見ようとしてきました。

マリア・シュナイダー  まあ,嬉しいわ,ありがとう。とても光栄です。私にとって,人生の大きな転機となったのは秋吉敏子でした。ミネソタ大学にいたとき,彼女のロサンゼルスのバンドが来たんですね。コンサートを見に行って,私が驚いたのは,なんて映像的な美しい音楽なんだろうということ。そして何に一番驚いたかと言えば,この音楽を彼女はコンサートホールでやっていたこと,こういうシリアスな音楽をできるんだと思わせてくれたことなんです。彼女は,私にも可能性があるという希望を持たせてくれました。