絶対音感を持つマルチ才女のジャズ・スタディ #齋れいな スイングしてもいいですか?Vol.40
- 2024年01月16日
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「週刊プレイボーイ」でグラビア・デビューを果たし,その美貌とともにフルート,ピアノ,ヴォーカルまでこなすマルチな才能で話題沸騰中の女子大生,齋(いつき)れいなが,プライベート感覚でお届けするジャズ・トーク。
Vol.40
2023年Myジャズ見聞録
みなさんこんにちは,齋れいなです。新年早々能登地方で大地震がありました。被災したみなさまには心よりお見舞い申し上げるとともに,みなさまの安全と一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。さて今回は誌面でも2023年のジャズトピックを特集されると聞き,私も自分なりに,今年印象的だったライブなどを原田さんと一緒に振り返ってみることにしました。
—— 2023年を振り返って,いかがでしたか?
とても充実した1年でした。大学四年生になりましたが,舞台やテレビなどいろんな芸能のお仕事もさせていただいたり,いろいろ新しいことに挑戦する一年でもありました。旅先でジャズを聞くのも大きな楽しみでした。
—— ライブにもいろいろ足を運んだそうですね。
先日は大江千里さんの「ブルーノート東京」公演に行きました。以前ポップスを歌っていらしたということは,私は後で知ったんです。今回の公演はデビュー40周年ということだったんですが,右手のピアノ・タッチが際立つ,とてもメロディの美しい曲が多くて,途中でクリスマス・ソングや「お正月」のメロディを入れたり,季節感があってとても楽しかったですね。お話もとてもお茶目でした。お客さんも,手拍子を入れて,本当に楽しそうでした。
—— ほか,印象に残っているジャズ関係の出来事は?
5月に,ついにジョバンニ・ミラバッシのライブを見たことですね。以前から『MITAKA CALLING -三鷹の呼聲』が大好きだったのですが,実際にそのアルバムを作った人の生演奏を聴くことができたのは,本当に心に残りました。最新アルバム『ペンシエリ・イゾラティ』からの曲も演奏していましたが,聞いていて,すごい時間が早く過ぎていくような感じです。アレンジも奥深くて,1回聞くだけではわからないようなパートがあるので,家に帰って,2度目3度目と聞き返しているところです。一般的には,覚えやすい曲のほうが人気なのかなと思いますが,そうではない演奏にこそジャズとしての面白みや深みがあるのかなと思います。
(本誌記事はモノクロページになります)