珠玉のヴィンテージJBLをサウンドクリエイトで体感する
- 2024年02月16日
- PICKUP
“大人のための文化発信基地”を掲げる東京・銀座のオーディオ・セレクトショップ「サウンドクリエイト」。LINNをはじめとする海外高級ブランドや,JBLなど珠玉のヴィンテージ・オーディオも取り扱い,両者の橋渡し的な存在としてオーディオ・ファンの間ではつとに有名なショップだ。今回はパラゴン,C37 RhodesといったJBLの名機や,同店オリジナルのハーツフィールド・レプリカなど注目のスピーカーの数々を林正儀氏が徹底試聴する。
文:林 正儀
JBL特集でサウンドクリエイトを取材できるとは嬉しい。銀座・並木通りにジャズの風が吹く…。「ホーンはジャズに合います!」,というわけで竹田響子店長に案内してもらいながら散策してみよう。
名器パラゴンに,C37 Rhodes(ローズ)などのJBLヴィンテージや,同店オリジナルのミディアムハーツフィールドまでが鎮座して私を待っていた。
パラゴンの歴史から紐解いてみよう
まずは歴史の生き証人であるパラゴンから。ハーツフィールドがモノラル時代のスピーカーの最高傑作だとすれば,パラゴンはステレオ時代の初期も初期…1957に発表された伝説のスピーカーである。
設計者はリチャード・H・レンジャーだ。1983年まで約1000台が製造されたそうだが,スピーカーとは思えない美しいデザインとユニークな内部構造からも,ステレオ時代にかけるJBLの意気込みが感じられる。
※JBL / D44000 Paragon
※アナログプレイヤー・システム: LINN / Majik LP12 SE