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水彩=アクアレールから炎=リンピッド・フレイムへ 纐纈歩美が10年目を迎えたレギュラー・バンドと録音した セルフ・プロデュースによるオリジナル曲集

纐纈歩美(as)
纐纈歩美(as)

10年目を迎えたレギュラー・バンドと録音した,セルフ・プロデュースによるオリジナル曲集
「『アクアレール』から『リンピッド・フレイム』へ,水彩から炎になった。色彩感が大事なのです。いろんな色が複雑にまざりあいながら出来る,濃淡や奥行きのある音楽が好きです」

文:高井信成

纐纈歩美の新作『リンピッド・フレイム』はセルフ・プロデュースで,10年目を迎えたレギュラー・バンドと録音したオリジナル曲集である。「『アクアレール』(2017年)の続編的な作品です。全曲オリジナルは今回が初めて」と,纐纈は語る。彼女はレギュラー・バンドのメンバーに強く信頼を寄せている。ピアノの佐藤浩一,ベースの安田幸司,ドラムの安藤正則。10年前,この3人と初めて共演した時,「可能性と未来を感じた。演奏に余裕と余力を持てる。ライブの帰りにそのことを話したら,彼らも同じことを思っていたみたいで,それでこのメンバーでやっていきたいと思いました」。それ以来,基本的にレギュラー・バンドを想定してオリジナル曲を書くようになる。「曲が出来ればこのバンドで演奏する。やっていくうちに曲が発展していくことがあります。今回収録した〈Ginkgo〉は,自由度が高くて,ライブでやるたびに違う曲のように発展していく。ライブでやりたくなる曲です」

Limpid Flame
『Limpid Flame(リンピッド・フレイム)』(Pony Canyon)