早稲田大学ダンモ研「60周年記念コンサート」を渋谷で開催

大学ジャズ・クラブの名門として多くのプロ・ミュージシャンを輩出してきた“早稲田大学モダン・ジャズ研究会”（ダンモ研）が60周年を迎え，豪華な顔ぶれが一堂に会するコンサートが11月12日，東京・渋谷区文化総合センター大和田4F さくらホールで開催される。

記念コンサートにふさわしい7グループが出演。

小島のり子（fl）とジャズ歯科医を営む伊佐津和朗（vib）の「小島デンタル・クリニック」に始まり，若手の中山拓海（as），永武幹子（p）にベテランの望月英明（b）が加わる「92モンキーズ」。

トランペット，テューバの2管「ユニットF」や，バイオリンもまじえた「川村鉄工所」，そして「ジャズタモリ」と名付けられたグループには，ダンモ研時代にトランペットと司会を担当したご存知タモリを中心に，現役3年生の滝本寧々（tp）も加わる。

同世代で固まることなく，世代を超えてベテラン＝若手の混成になっているところも，ダンモ研の歴史と奥の深さを感じさせる。

そして佐藤達哉（ts）をリーダーに4人のバトルが聴ける「フォア・テナー・ミーティング」。

ダンモ研は草創期に，バークリー留学から戻ったばかりの渡辺貞夫が大学祭を訪れて学生と共演。

増尾好秋（g），鈴木良雄（b）がカルテットに抜擢された“伝説”ももっている。「ソニー・サイド・アップ・モア」は，その増尾，鈴木，堀秀彰（p）原大力（ds）というスーパーバンドに，昨年“ちぐさ賞”に輝いた中根佑紀（ts）が加わる。

早稲田ダンモ研60年の熱い伝統を俯瞰するようなステージが繰りひろげられることだろう。

問い合わせはダンモ研創立60周年実行委員会（kanji2@wasedanmo.net）まで。